書く癒し

幼い頃に置き去りにしたままの「小さな私」を癒し、自らを育て直すための自己観察記録

書くことは、生きること

私はずっと暗黒の闇を、心細さで潰されそうになりながら、ただ、孤独に彷徨い続ける苦しさの世界で生きていた。

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闇の中で、私は、生きてるのか死んでるのか分からないまま、息を殺すように生きていた。

私はずっと、誰からも忘れ去られ、誰にも打ち明けられず、私からも見捨てられてしまった苦しみを抱えて続けていた。

私は、この言葉にならない苦しみを引きずり、この苦しくて苦しくて奥に詰まってどうしようもない胸の中を抑え続けたまま、完全に記憶喪失になってしまっていた。

その完全に忘れてしまった苦しみは相変わらず心の奥には存在しているのに、でもそれが闇の中に生きている私には一体何なのか見えなくて、でも、その苦しみをどうにかしたくて、何度も消そうと自分を何度も殺し続けた。

幼稚園の頃、大切に思っていた韓国の名を突然消され、日本の名前に上書きされた時、私の存在は滅多打ちにされ、私の自尊心が奪われた瞬間だった。

そんな幼稚園に通う毎日は、毎日、毎日、毎日自分の存在を否定し、何度も自分を殺していた。

同じ時期、家庭の中では、暴力的なエネルギーが満ちていた。

何度も暴力を振るわれるたび、罵声を浴びせられるたび、憎しみのエネルギーを浴びるたび、私は生きていてはならないのだ、全部全部私が悪いのだと自分の心を生贄にすることを選び、犠牲にし続けた。

あの頃、誰よりも自尊心が高く、誰よりも高い誇りと自信を持っていたはずの小さな私は、その仕打ちにとても耐え切れず、その場面を忘れるために心を殺した。

そして、平気なフリをするために、なかったことにするため、無表情に、無感情に生きるしか方法が見つからなかった。

それは、いつしか、いっそのこと自分を殺してしまいたいほどの苦しさにまで増幅していたのだ。

そして今、そんな何重にも複雑に重なった苦しみを、腹の底から洗いざらい吐き出すために書いている。

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私は、小さな私の誇り高き心を殺した引き換えに、激しい怒りの炎を心の奥に密かに潜ませ生きていた。

殺意に満ちたこの怒り、この家庭から受けた暴力的な怒りを、この恨みと復讐心に燃えた怒りを全て思い出すために書いている。

私は、小さいからと踏みにじられ、小さいからと軽んじられ、小さいからとこの口を塞がれ、小さいからと強要され、小さいからと力でねじ込まれ、そして屈する道を選ぶしかなかった小さな私の痛みを思い出すため、小さな私が重ねた数多くの犠牲と我慢で何度もこの心を刺し殺した恨みを晴らすために書いている。

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私は、そんな瀕死状態だった小さな私のこの声を、人混みにかき消されそうな、か細く、弱々しくとても悲しい声を必死でたぐり寄せるために書いている。

私は、この深く重く暗闇にかき消されていた悲しみをひとつひとつ拾うように書いている。

私は、小さな私のこの深い悲しみをどうにか理解したくて書いている。

私は、この小さな私が何度も犠牲で流した血の涙を思い出すために書いている。

私は、この小さな私が暴力で犠牲になり、何度も流した血を無駄にしないために書いていたんだった。

気がつけば、私はこの締め付けられるような胸の奥の「それ」の存在を認めるかのように、ドンドンドンドンと何度も、そして激しく叩くように、書き続けていた。

私は、書きながら思った。

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こんなにもボロボロの状況の中で生き続けながら、未だこの身体に未だ脈々と流れている真っ赤な生命を思い出した。

素晴らしく力強い生命エネルギー。

逆境にも負けず、息をひそめながら粘り強く変容する日を待ち続けた、忍耐強く強靭な心。

そして、本当の本当は、周囲にごまんといる支配者に決して屈することのない、美しく誇り高い自尊心を。

誰よりも勇敢で希望に満ちた心を。

そして、とても繊細で優しくしなやかな心を。

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私は、支配され続け、人に預けてしまっていたエネルギーをもう一度、私の手にしっかりと取り戻したくて書いている。

私は、私の感情をもう一度、私の手で取り返すために書いている。

私は、小さな私の声にならない声の代弁者でありたくて書いている。

私は、私の手で、小さな私に安心できる居場所を作りたくて書いている。

私は、小さな私の存在をもっと認めてあげたくて書いている。

私は、全身全霊で、小さな私の心を受け止めたくて書いている。

私は、小さな私の冷えきってしまった心を暖め続けるために書いている。

そして、私は。

この闇も光も全てひとつの道につながっていることに気づくために書いていた。

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書くことは、生きること。

生きることは、書くこと。